事業投資とはいったい何?事業をきちんと評価して投資をしよう

事業投資とはいったい何?事業をきちんと評価して投資をしよう

会社を運営していく上で知っておかなくてはいけないのが「事業投資」です。事業投資は言葉通り、事業に投資を行い、投資した分の分配比率から利益を得るものですが、100%利益を得られるわけではありません。当然、リスクもあり、失敗することもあります。そこで今回は事業投資とはそもそもどういったものなのか、事業投資のポイントについてもご紹介していきます。事業投資を考えている経営者の方はぜひ参考にしてください。

事業投資とは?

事業投資という言葉をなんとなく聞いたことがありますものの、意味をなんとなくしか理解していないという方もいらっしゃるかもしれません。事業投資とは、会社の持っている資源に投資することです。会社の行っている事業を資金面で支援することで、投資した企業が成長します。そして、投資した企業が利益を上げることによって投資をした分の利益を手に入れられる、というものが事業投資になります。

事業投資の金額は大きく、1,000万円以上の投資を受けることが多いでしょう。投資する企業としては、投資する以上、企業が成長してもらわないと投資は損失にしかなりません。だからこそ、事業投資は慎重に行う必要があります。

事業投資を決めるためのポイント

事業投資を決定する上で、欠かせないポイントがあります。以下のポイントをしっかりと考えて事業投資を行いませんと、確実な損失につながります。投資をする以上、損失リスクをできる限り抑える必要があるのです。事業投資を決めるために抑えておくべきポイントをご紹介していきます。

失敗例を知る

事業投資を行う上で、何よりも先に知っておいて欲しいのが、他の企業での事業投資の失敗例を知るということです。経営者の方が、知り合いの方や取引先の話を鵜呑みにして、そのまま投資してしまいますと、リスクが非常に高いでしょう。成功例ばかりを知って、事業投資を行っていては、事業投資の撤退ラインといった対応も遅れてしまいます。失敗例を知れば、投資をしても成長しない企業の特徴を知れたり、万が一損失が出ても最小限の損失で抑えられたりします。事業投資を行う上ではまず失敗例から学びましょう。

企業を分析する

事業投資を行う上で、投資先の企業について分析して、把握しておくことが重要です。決して小さな額を投資するわけではありません。投資する金額で本来であれば自社にどれほどの投資ができたのかを知り、そして自社への投資をやめて、別の事業に投資すると決断した理由を明確化する必要があります。

投資する事業は、どういったキャッシュフローなのか、資本コストはどれくらいなのかといったように、企業の分析を行いましょう。大きな金額を投資するのですから、評価をきちんとして、価値のある企業に投資を行いましょう。

企業の取り組みを評価する

事業投資をなぜしようと思ったのか、その企業にはその投資をしようと思ったきっかけがあるはずです。非常に魅力的な新規事業を行おうとしている、市場はまだ小さいが、その成長に期待できるといったさまざまな理由が投資理由にはあります。企業は期待する事業に対してどういった取り組みを行っているのか、今後、どういった取り組みをしていくのかを知ることで、投資すべきかどうかの基準となります。

投資目標を設定しよう

事業投資を行う以上、投資をしてどれくらいの利益を得られるのかを予測することは欠かせません。新規事業であればどれくらいの期間で目標の利益を上げられるのか、そしてその利益を上げるためにはどれくらいの投資が必要なのか、事業計画や収支計画も考慮して、投資金額を決定します。かといって、事業計画通りに利益を上げるわけではありません。最初は設備投資などが必要で赤字がどれくらい続くのかといったことも考える必要があります。

また、投資をする上でその投資は本当に必要なのか、判断する必要があります。投資をしていても、自社にとって何のメリットもないのであれば、直ちに撤退しなくてはいけません。事業投資をしたからといって、必ず黒字が出るまで継続しなくてはいけないというわけではありません。そのまま赤字を継続していくほうが自分の会社にとっては大きな不利益になります。むしろ徹底した方が、自分の会社へのダメージは最小限ですみます。投資目標は、売上だけでなく、撤退ラインに関しても設定しておくことが非常に重要です。

まとめ

事業投資は、会社が事業に投資することで、投資した金額に応じた利益を得るものです。しかし、投資したからといって必ずしも投資した事業が成長するとは限りません。赤字が続いて、損失にしかならないこともあります。事業投資を行う上では、失敗例から学び、投資する企業について分析し、評価をすることが重要です。投資するのであれば、投資目標を必ず設定して、成長したときの利益のことだけでなく、事業がうまくいかなかったときの撤退ラインもきちんと決めておきましょう。

「Sedna Healing」では事業投資に関するご相談に関しても承っております。お気軽にご相談ください。

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