会社を経営する際に目指す目標やゴールは人それぞれですが、中には「会社を大きくするのが目標」という方も多いのではないでしょうか。しかし、専門的な知識とともに計画していかないと会社は簡単に衰退してしまいます。一口に会社を大きくすると言っても、「まず何から手をつければ良いのだろう？」というのが正直な声のはずです。そこで今回は、会社を大きくする方法を4つのステップに分けて解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
なぜ会社を大きくしたいのか
まず、あなたが「会社を大きくしたい」と考える理由は何ですか？社会的意義や大きな成し遂げたい目標があるからでしょうか。この項目では、会社を大きくするメリットとデメリットを解説していきます。改めて、あなたが会社を大きくしたいと感じた理由と照らし合わせながら確認してみてください。
会社を大きくするメリット
会社を大きくメリットとして、主に以下のような例が挙げられます。
- 知名度も規模も大きくなり大企業との取引もできるようになる
- 雇用創出の面から、社会的意義も得られる
- 広告や宣伝費にお金をかければ優秀な人材を獲得できる
- シンプルに稼ぎとしての報酬が増える
会社が軌道に乗り、うまく成長していけばこのようなメリットが得られます。知名度や規模が大きくなることで、会社個別でのメリットだけでなく社会的にもメリットが得られるようになります。会社としての存在意義を実感できるでしょう。自分が大切に育ててきた会社の信頼度が上がることは非常にうれしいものです。
会社を大きくするデメリット
一方で、このようなデメリットがあることもしっかり頭に入れておきましょう。
- 人件費や家賃などの固定費がよりかかるようになる
- 人材育成をシステム化するなどマネジメントが大変
- 大きな変化に対応しづらい
- 稼ぎが増えるのと並行して税金も上がる
会社が大きくなるのと平行して人件費や家賃がよりかかるようになります。固定費の支出が多いと経営が傾いた時にそれらの支払いに追われ続けてしまうため、赤字になりやすいのが最大のデメリットと言えるでしょう。
また、社長自らが人材育成をしたり現場を監督したりという機会もなくなるため、見えない部分での不安やジレンマが増すという点も懸念されます。
さらに、会社が小規模な場合は経営方針や方向性を柔軟に変更できますが、大きいとそういう対応をするわけにもいきません。時代の変化が甚だしいここ数年の世の中ですから、社員を守るためにも時代を先読みしてその都度迅速な対応を強いられるでしょう。
会社を大きくする方法
では、会社を大きくする方法を解説していきます。
無駄を削減する
人を雇う前に、まず考えたいのが無駄を削減するという点です。いまの業務はすべて意味のあるものですか？これを機会に整理してみましょう。実際に、いくつかやらなくても構わないという仕事がでてきたり、複数の人で同じ仕事をしていて他のことをできる人が増えた、という話はよくあることです。
今やっている業務の一部を外注できるか見直す
前述した項目と重なりますが、もし「これは外注できるかもしれない」と感じた仕事があればどんどん外に流すのがベターです。たとえば飲食店だったら、仕入れ先に半加工までやってもらうなどが外注の一部にあたります。この程度のコストと引き換えに時間を手に入れられるなら、その時間でさらにできることがあるのではないでしょうか。
人を雇って新しいスキルや力を手に入れる
会社の規模を測るひとつの基準として、雇用人数が挙げられますよね。単純に雇える人材が増えれば形式的にも会社の規模が大きくなります。さらに、ただ人材を増やすだけではなくて、今まで会社内にいなかったスキルを持ったタイプの人間を雇うことでより成長につながります。
メインビジネスにフォーカスする
「いまの時代に流行っているこれを取り入れよう」「流行りに乗って新しい事業を立ち上げてみよう」という思考は危険です。新しいビジネスは不安定に陥りやすく、相当その部分にコミットしないと安定しません。まずはずっとメインで成長させてきた事業にフォーカスして、そのビジネスの拡大方法を考えましょう（そこに付随して新商品やサービスを作るなど）。拡大する際にも、今まで蓄積してきた力を活かす形で進めていきます。ノウハウを最大限に使いましょう。
会社の規模を拡大しないという考え方も選択肢のひとつ
会社の規模の変動は流動的で、タイミングや時代が大きく関わります。社長や経営者である自分ひとりで進められるものではありません。適宜、世の中の時間の流れやニュースを敏感に感知し最適なタイミングを見つけましょう。最後に、会社の規模を拡大しないのも考え方のひとつです。デメリットやメリットを考慮するのはもちろん、自分のライフスタイルや目標に合わせて会社の成長を検討してください。
「最近、経営に行き詰まっている」と感じる方は、ぜひSedna Healingにご相談ください。私たちはカウンセラーとして、企業の経営に関する悩みの解決をお手伝いします。会社を経営する上で、悩みや選択はつきものです。中には自分の人生に大きく関わる選択も多くあるでしょう。そんな時は一人で考えずに必ず他者と相談して、一度会社を俯瞰してみることが大切です。
どんな些細なことでも、不安なことがあればまずカウンセリングを受けてみませんか？お問い合わせは公式HPより承っております。
